概要
ドミニカ共和国のSaaS企業が、Lovable上で構築した請求書・ERPプラットフォームのバックエンドを、Lovableのマネージドクラウドから独立させたいというご依頼。フロントエンド開発はLovableで継続しつつ、Supabaseバックエンドの完全な制御権を確保する必要がありました。
81テーブルのPostgreSQLスキーマ(Row Level Security付き)と17本のEdge Functions(決済・税務・通知)を外部Supabaseインスタンスに移行し、エンドツーエンドの動作検証を完了しました。
主な機能
- 請求書、在庫、給与、会計、レストラン管理をカバーする81テーブルのPostgreSQLスキーマ
- ロールベースアクセス制御(owner/admin/manager/user)とRow Level SecurityによるSupabase Auth
- 17本のEdge Functions: 決済処理(Azul, PayPal, Stripe)、DGII電子請求書、RNC納税者検索、メール通知、チーム管理
- サブスクリプションティアと使用量トラッキングによるマルチ企業アーキテクチャ
- ドミニカ共和国税務コンプライアンスのためのDGII NCF(財務レシート)シーケンス管理
- 自動仕訳、銀行照合、財務レポート機能
技術的な課題
- LovableプロジェクトにSupabase接続が存在しなかったため、66のマイグレーションファイルと照合してテーブル単位でスキーマを検証
- リモートVPS上でSupabase CLIとアクセストークン設定によるEdge Functionsのデプロイ
- ロールチェックの無限再帰を防ぐためのsecurity-definer関数によるRLSポリシー
- コード変更なしでLovable CloudからSupabase外部インスタンスに切り替える環境変数設定
技術スタック
React 18
TypeScript
Vite
Supabase
PostgreSQL
Edge Functions (Deno)
TanStack Query
Tailwind CSS
Radix UI
Stripe / PayPal / Azul
Lovable
PWA
成果
スキーマ検証、Edge Functionsデプロイ、ビルド検証を含む完全な移行を1セッションで完了。クライアントはデータ、認証、サーバーレスロジックを完全に制御できる独立したSupabaseバックエンドを手に入れ、クラウドロックインなしでLovableでのフロントエンド開発を継続できるようになりました。